食器の店 Les-VACANCES レ・ヴァコンスです。 その土地の伝統を感じられる食器を仕入れています。

2011年2月アーカイブ

こんばんは。

色々雑務に追われ、ブログ更新が出来ませんでした

(おそらく3月半ばまでこんな感じです)。

久し振りの更新がお休みの告知で申し訳ございません。

また色々と勉強して参りますね。ちなみに今回の行先は東北です。

見てきたものまたまたつぶやきまーす

 http://twtr.jp/user/lesvacancesaya/status 

 

過去の旅の写真です。

Retour  Paris  1

あまりにも有名かしら。こちらはパリのお菓子屋さん。

スゴイ恰好でカメラを構えてるのは私です。それにしてもヒドイ恰好ですね?。

 

このお店も「3時頃から営業」的なアバウトな営業時間。

私の他にもパティシエ見習いの子達が、国内外から訪ねて来ていた。

私はただの滞在でしたけど。

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3度目のパリ滞在でお世話になった先はパティシエールのアパート。

すっかりスィーツ好きになってしまいました。

 

今回の旅でもまた美味しいものに出会えるかな。

ではでは、また3月にお会いしましょう。

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福岡・太田潤硝子工房から、柔らかく美しい硝子が入荷しました。

雪の後の西公園は緑がキラキラして、

森の中で作られた潤さんの硝子がなじんでる感じです。

 

今日は遠く福島からご来店されたお客様。

これからお店を出されるそうで、備品をお選びに。

自分がオープン準備をしていた時の事を思い出して

ワクワクする気持ちと緊張感で不思議な気持ちでした。

 

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そんな緊張感も潤さんの硝子を見ると安心するのです。

 

このグラスも家に定番で揃えたいグラス。

飲み物、食べ物、花なんでも素敵に見える不思議グラス。

でも私は食事の時の水を飲むグラスにしたい。

 

グラス後ろのデキャンタは東京の素敵なお客様、

hさんも愛用してくださっているデキャンタ。白ワインがまた美しく見えるのです

(hさんは、お料理がホント上手でなんでも素敵に見えちゃうんですけどねー)。

スッキリしていて食卓でも冷蔵庫でも邪魔にならず、

モール(型でねじりを入れた部分)が入っているので持ちやすい。

 

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で、なんで「mettre la table(食事前のテーブルセッティングみたいなこと)」

かというと、パリに滞在してた頃、マダムの家では

この樽型と同じようなグラスがスタンディングメンバーだったんです。

写真にさりげなく写っている味気ないグラスです(マダムごめんなさい・・・)。

マダムは計量カップの代わりにもしてたなー

(hさんもカステヘルミのカップで片栗粉水溶きしてたし)。

 

冷蔵庫で冷やした水を必ず陶器のピッチャーに移して、

食事後半のチーズ&赤ワインが出てくるまで

この樽型グラスでひたすら水を飲むのですが、その形の使いやすいのなんのって。

それ以来、その薄さ加減と愛着が持てるこの形をずーっと探していたのでした。

 

私がイメージした(もちろん伝統の手仕事のものでね)いい塩梅のやっと出会えた

樽型グラスは、この潤さんのグラスでした。

 

私も家族と一緒に住む時がきたら、この樽型のグラスを

食事の時のスタンディングメンバーにするつもり。

 きっとね、みんなが安心すると思うのです。

 

 

 

 

 

 

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今日は暖かく春の優しい色の花を楽しんでましたが

(頭の中はブエノスアイレスでしたが・・・詳しくはtwitterを)、

深々と雪が降ってきちゃいましたね。

 

よく考えてみると東北の雪はこれからですよね。

去年は3月に雪の羽黒山に行き、五重塔からの階段を四つん這いになって

途中滑り落ちながら上ったのでした。

 

おととしは、2月に米沢の上杉神社へ。

「為せば成る。為さねば成らぬ何事も。

成らぬは人の為さぬなりけり」

第9代米沢藩主・上杉鷹山公に会いに行き、

身を引き締めたその瞬間!

雪で鷹山公の頭がリーゼントの様になってたんです!

もう緊張感なし。大爆笑でした。

 

恐るべし東北の雪ですね。

 

さて、更に寒ーい北国の町(これからは真面目な話ですよ)。

岩手県・盛岡。

遠くスコッランドから海を渡り日本に伝わったホーム(家)スパン(紡ぐ)。

機械化と共に日本各地のホームスパンは消えていきつつありましたが、

盛岡では本来の製法を守り、質の良いホームスパンが作られていきました。

 

現在、県内ではいくつかの工房がありますが、

昔ながらの手作業で作っている工房の一つ、蟻川工房。

 

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グリージーという羊毛から刈ったばかりの毛を油分を落とす為洗い、染色。

他の色と混ぜながら、毛の向きを揃えていくカーディングという工程を経て、

紡ぎ毛糸にする。ここまでもすべて手作業。

その為、糸には余計な力が加わってないので、軽やかで

使えば使うほど柔らかく味わいが出てくるのです。

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とにかく温かく、私もこの冬は一日中首に巻きっぱなしでした。

お客様で寝る時に巻いているとおっしゃっていた方も。

寒い北の国だからこそ、こんな温もりが生まれる。

 

レ・ヴァコンスではこの蟻川工房のネックウェアも2月いっぱいまでの

展開となります。また次の冬までお休みです。

まだまだ寒いです。

首元をしっかり温めないと、風邪ひいちゃいますよ!

長く大切に使えるホームスパンです。

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当店でもとっても人気がある沖縄・宮城正享窯の器。

次の窯出し分もほとんど予約待ちの方へ。

このイッチンというケチャップの容器のような入れ物から

陶土を出して描いていく技法。

先日の沖縄の旅で、イッチンの実演を見学させて頂きました。

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宮城さんは黙々と手を動かし、どんどん描いていきます。

1枚描くのに2分かかってないと思います。

早くて美しいのは、どんな仕事にも求められることですよね。

釉をかけられたものはこの状態で窯に入ります。

 

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焼き上がった器は、この配色です。

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唐草が立体的で、重厚感もありとても美しいのです。

インポートと間違われて購入する方もいらっしゃいます。

 

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宮城さんの器は毎回色味や雰囲気がかわって、登り窯ならではの

面白さが楽しめます。

3月の窯出しのものも待ちどうしいです。

 

松田共司窯訪問は、手仕事フォーラムのブログにアップしました。

是非、ご覧くださいね。http://blog.teshigoto.jp/ 

訃報

当店でも沖縄再生ガラスでお世話になっている沖縄・奥原硝子製作所の

桃原正男さんが2月4日にご逝去されました。70歳だったそうです。

 

奥原硝子は、奥原盛栄氏により昭和27年に設立され、戦後、原料が取れない中、

駐留米軍の捨てたビールやコーラの空き瓶で再生ガラスを作り始めました。

当初は米軍家族の日用品として大変喜ばれていましたが、

民藝運動の陶匠浜田庄司の目に留まり、日本国内にも紹介されていったそうです。

桃原さんは奥原盛栄氏の亡きあとを継ぎ、沖縄・日本の伝統工芸として

50年以上も本来の再生ガラスを作り続け、守ってこられました。

 

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先日の沖縄の旅では、もちろん桃原さんにはお会いできませんでしたが、

桃原さんが守られてこられたものをしっかりと受け継いでいる

奥原硝子の方々のお仕事を見て参りました。

 

ガラスの元玉を基点として4人の職人さんがかわるがわる細部の成形に

無駄なく動く。素晴らしいチームワークの手仕事です。

奥原硝子さんからは、今後も変わらず素朴で、しっかりとした、そして美しい硝子が

生まれ続けると確信しています。

 

桃原正男さん、素晴らしい日本の伝統を守り続け、残してくださり

ありがとうございました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

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沖縄の旅から無事に戻りましたー。

今回は仕入れではなく、作り手さんからお話を伺ったり、実演をして頂きながら

説明を聞いたり、一緒にお食事をしたりの盛りだくさんな内容の旅。

琉球王国からの歴史から入り、生活文化を学んできました。

 

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読谷村・北窯の13連房の共同窯

 

いつもレ・ヴァコンンスで皆さんにお求め頂いてる松田共司さん、

宮城正享さんの器はこの登り窯で焼かれているんですよ。

器が出来るまでの工程で、まだまだ知らない大変な作業も

今回知ることができました。

 

また、やちむん(沖縄で焼き物のこと)だけでなく、建築家の赤嶺和雄氏、

芭蕉布の平良敏子さん、奥原ガラスの上里幸春さんにもお話を伺いました。

 

皆さんにお会いした時にもお話させてくださいね。

少しずつですが、このブログでも旅で見てきたこと、知ったことアップしていきます。

また、今回の旅で時間を共にした手仕事フォーラムの仲間のブログやツィッターも

ご興味のある方は、どうぞご覧になってくださいね。http://blog.teshigoto.jp/

 

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まずは、無事に帰宅したご報告でした。

今日も寒いので、お気をつけてー。